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コラム

COLUMN

2024.03.27

大規模修繕工事と同時に行うべき改修工事の内容とは?メリットを含めて解説

「修繕工事と合わせてした方が良い改修工事って何?」

「修繕工事と改修工事と同時にするメリットは?」

上記のような疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。

修繕工事は建物の回復・維持、改修工事は元の状態以上の性能に向上させる目的があるため、工事の内容が異なります。しかし、同時に工事を行うと一度にかかる費用が増加するため、建物の性能向上を目的とした改修工事は後回しにしがちです。

本記事では、大規模修繕工事と同時に行うべき改修工事の内容とメリットを紹介します。修繕工事と改修工事を同じタイミングにすべきか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

大規模修繕工事と同時に行うべき改修工事の内容

マンションを回復・維持するために行う大規模修繕工事は、長期にわたって快適に使い続けるための工事です。しかし、マンションを従来の状態に戻したとしても、現在のマンションと比較すると劣ってしまいます。

現在のマンション水準に追いつくためにも、改修工事は必要不可欠な工事です。ここでは、大規模修繕工事と同時に行うべき改修工事の内容を紹介します。

耐震補強

耐震補強改修工事とは、建物が地震の揺れに耐えられるように、建物の構造体を補強するための工事です。日本は世界から見ても地震が多い国であるため、経年劣化による倒壊や損傷のリスクを減らすためにも耐震補強が求められます。

また、マンション建築当時の耐震基準が現在の基準よりも低かった場合は、改修によって現行基準への適合が必要不可欠です。特に1981年5月よりも前に建築されたマンションは、旧耐震基準に基づいて設計されているケースが多いため、耐震性能が低い傾向にあります。

マンションの耐震性は、入居者の命を守ることにつながる指標です。補強すべき場所やどこまでの地震に耐えられるのかを確認した上で、改修工事を行いましょう。

間取り変更

マンションの間取り変更とは、部屋の配置や壁の位置を変える工事です。家族構成の変化に合わせて子供部屋を増やしたり、開放的なリビングにするために壁を取り払うなどの改修が行われるケースがあります。

他にも和室を洋室に変更したり、キッチンをオープンキッチンにリフォームしたり、必要ない部屋を撤去して広い空間を作ったりするなどが挙げられます。

間取り変更は、住む人のニーズに合わせた居住空間を実現するための手段です。ただし、マンションの構造や管理組合の規約などによって、変更可能かどうかが変わってくるため、事前に確認しましょう。

バリアフリー化

バリアフリー化の改修工事は、高齢者や身体の不自由な人が生活しやすいようにする工事です。建物内のエントランスといった共用部分や各部屋のバスルームに手すりを設置したり、床の段差を解消したりします。

マンションのバリアフリー化は、利用者の誰もが平等に施設を利用するために必要な取り組みです。また、現在は高齢者社会になりつつあるため、マンションやアパートには多くの人が安心して暮らせる環境を整えることが求められています。まずは入居者の要望に沿ってバリアフリー化を進めましょう。

セキュリティ設備強化

セキュリティ設備強化の改修工事は、不審者の不法侵入を防いだり、空き巣のリスクを低くしたり、マンション入居者の安全を守るための工事です。

セキュリティ設備強化には、エントランスや部屋のドアをオートロック化したり、防犯カメラを設置したりするなどが挙げられます。また、各部屋にカメラ付きインターホンを設置することもセキュリティ強化の対策の一つです。

築年数の古いマンションでは、セキュリティ設備が心もとないところも多く存在します。しかし、セキュリティ設備が脆弱だと空き巣やストーカーの危険を拭いきれません。女性の一人暮らしや入居者家族の不安を取り除くためにも、セキュリティ設備強化をマンションの改修工事で行いましょう。

省エネ化

省エネ化改修工事は、建物のエネルギー消費を抑えながら、マンションの居住環境の快適さを向上させる工事です。省エネ化の改修工事として、以下のような内容が挙げられます。

冷暖房の消費エネルギー削減を目的とした断熱材の追加や強化

エネルギー効率の高い給湯器やエアコンなどの設備導入

寿命が長くて消費電力の少ないLEDライトへの変更

電力量削減を目的とした太陽光発電設備の導入

エレベーターを省エネに優れた機種に変更

省エネ化改修工事は、初期投資に高いコストがかかります。しかし、長期的に見ればマンション共有部分の消費電力のコスト削減や入居者の生活環境の向上につながる改修工事です。

防水改修

防水改修とは、マンションの水漏れや浸水を防ぐために必要な工事です。水の侵入からマンションを守り、長期的にその構造を維持し、住環境を良好に保つ必要があります。

特にマンションの屋上やバルコニー、外壁は、常に外部に露出しているため、雨の影響を強く受ける部分です。徐々に防水機能が低下していき、マンション内部に水が侵入して劣化が進んでいきます。

防水機能の低下は建物内部の構造体が損傷したり、住居環境が悪化する恐れがあるため放置できません。防水改修にはシート防水や塗膜防水、シーリング防水など様々なやり方があるため、マンションの状態に合わせて最適な方法を選びましょう。

塗床改修

塗床改修とは、マンションの床面に施された塗膜の修復や再塗装を行う工事を指します。マンション共用部分のエントランスや階段、廊下は、多くの入居者が日常生活に使用するため、コンクリートの摩耗や傷がつきやすい部分です。マンションの美観維持や劣化を防ぐためにも、改修工事を行う必要があります。

また、塗床改修には床面の洗浄や補修作業、新たな塗膜の塗布が含まれており、床面の耐久性を高めて滑りにくい床を作ることも可能です。定期的な改修を行うことで、マンションの価値を長期的に保ち、住み心地の良い環境を維持できます。

大規模修繕工事と改修工事を同時に行う4つのメリット

大規模修繕工事と改修工事を同時に行う場合、工事が増える影響で莫大な資金が必要なため、ためらってしまう人は多いかもしれません。しかし、トータルで見れば大規模修繕工事と改修工事を同時に行うメリットはあります。

建物の安全性向上が期待できる

マンションの大規模修繕工事と改修工事を同時に行うことで、建物の安全性向上が期待できます。大規模修繕工事によって建物の老朽化した部分を修復し、改修工事で耐震性の強化やセキュリティ設備の更新など、より安全性を高める工事ができるためです。

マンションがあっても生活の安全が保証されていなければ、入居者はなかなか集まりません。入居者の生活に配慮したマンションになるような工事をしましょう。

建物の資産価値向上が期待できる

大規模修繕工事によって建物の維持管理を行うとともに、改修工事によって最新の設備やデザインにアップデートすることで、マンションは機能性や魅力を長期的に保ちます。そのため、マンションの資産価値向上が期待できるのです。

マンションは、築年数が経過するごとに価値が下がる傾向があります。耐震性を向上させたり、エネルギー効率の高い設備に変更したりして、マンションの魅力を高めていきましょう。

入居者を増やせる可能性がある

大規模修繕工事と改修工事は、マンションの機能性や安全性を向上させるとともに、見た目の魅力も高められるメリットがあります。快適な住居環境の提供は、新規入居者を引き付ける大きな要因となるでしょう。

例えば、外壁の塗り替えや共用部のリノベーション、最新設備への変更などが挙げられます。特に築年数が古いマンションでは、工事によって現代のニーズに合わせた設備やデザインへ更新することが、新しい入居者を得るきっかけとなるのです。

工事にかかる時間やコストを削減できる

大規模修繕と改修工事を合わせて行うと、工事期間中の足場の設置や仮設物の共用、作業員の動員などの効率化が可能です。そのため、工事にかかる時間やコストを削減できる可能性があります。

例えば、外壁塗装と同時に屋上の防水工事や塗床改修を行えば、足場を一度で済ませられます。また、一つの工事業者が複数の工種を引き受けることで、工事の調整がしやすくなり、無駄な期間を減らすことにつなげられるでしょう。

まとめ:マンションの修繕工事と改修工事は同時に行おう!

今回は、大規模修繕工事と同時に行うべき改修工事の内容とメリットについて解説してきました。マンションの修繕工事や改修工事は、入居者が安全かつ快適に過ごすために必要な取り組みです。

マンションの大規模な工事となると費用が気になるところですが、実は修繕工事と改修工事を同時に行う方が安くなる可能性があります。また、工事内容によっては補助金が支給されるケースもあるため、制度を有効活用してマンションの価値を高めましょう。

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